今回、NSSでは室内におけるコロナウィルスなどの感染症に対して感染するリスクを微粒子を使って評価する方法に関しての特許を取得。
より具体的に感染の危険性を提示できる技術を開発しました。これにより微粒子(人工的なエアロゾル)を室内で散布してそれらの減衰状況を計測し、リスク評価とするやり方自体が私達独自の技術として守られる事になります。
特許の【要約】
【課題】
換気に加えて空気循環や空気清浄機の効果を評価することができ、特定の店舗における感染症の感染リスクを簡便に、かつ客観的に評価することができる方法を提供する。
【解決手段】
施設屋内の集合スペースにおける感染症の感染リスクを評価する感染リスク評価方法であって、感染リスクが、病原体を含むエアロゾルに起因するエアロゾル感染のリスクであり、集合スペースに粒子径0.1μm以上10μm以下の液体微粒子を放出し、液体微粒子を放出した後、液体微粒子の量の減少を経時的に追跡し、液体微粒子の量が十分減少するまでに要した時間である回復時間t1に基づいて、集合スペースの微粒子除去能力を評価し、微粒子除去能力と、集合スペースの必要換気能力と、を対比し、微粒子除去能力が、必要換気能力と同等以上である場合に、集合スペースのエアロゾル感染リスクが低いと評価するもの。